01 / 現在地
「飛ばない」という悩みでも、
取り組む練習は違います。
「下半身を使っているつもりなのに、ヘッドスピードが上がらない」「練習場では打てるのに、コースで崩れる」。見えている悩みが似ていても、身体の動きやクラブの入り方まで同じとは限りません。
だから、全員に同じドリルを渡す前に、今のスイングを確認します。自分で感じている動きと、実際の動き。その差を映像と数値で確かめるのが、解析の出発点です。
計測できる項目は、受講方法と施設の設備によって異なります。すべてのレッスンで3種類を同時に計測するわけではありません。
02 / SPORTSBOX 3D
「動かしているつもり」を、
映像と数値で確かめる。
Sportsbox 3Dは、撮影したスイング動画から身体の動きを3Dで解析するシステムです。骨盤や胸がどのくらい回っているか、上下・左右にどう動いているかなどを確認します。
- 骨盤と胸の回転
- 回る量やタイミングを見て、身体の各部分がどう連動しているかを確認します。
- 身体の上下・左右の動き
- 沈み込みや伸び上がり、横への移動を、スイングのどの場面で起こしているかを見ます。
- 手元の位置と動き
- 身体の動きと手元の位置を照らし合わせ、クラブを振るための動きを確認します。
大切なのは、数字を見て終わりにしないこと。「なぜここを見るのか」「今のミスとどう関係しそうか」まで、ご自身で理解できる言葉にしてお伝えします。
動画から得る3Dデータは推定値を含み、撮影条件にも左右されます。撮影位置や画角を確認し、映像と合わせて読み取ります。
03 / TRACKMAN
身体の動きが、
ショットにどう表れたか。
身体の動きと合わせて見たいのが、クラブとボールのデータです。TrackManなどの弾道計測器を使うと、振った結果を数値で確認できます。
- ヘッドスピード・ボール初速
- クラブの速さと、ボールが飛び出す速さを確認します。
- 打ち出し角・スピン量
- どんな条件でボールが飛び出しているかを見ます。
- 入射角・クラブの通り道
- インパクトに向かって、クラブがどの方向から入っているかを確認します。
たとえば、ドライバーが上向きに当たっていても、その数値だけで判断しません。右側に身体を残してすくい上げていないかなど、数値を作った動きも確かめます。
「数値が変わった」から一歩進めて、「何を変えたら、どういう球になったか」を確認します。
04 / FORCE PLATE
足元の力は、
動画だけでは測れません。
「地面を踏んでいるつもり」と、実際に足元で生まれている力は、分けて確かめる必要があります。フォースプレートは、足から地面に加わる力と、地面から受ける反力を調べるための計測機器です。
対応する設備のある施設では、左右の力の配分、力が立ち上がるタイミング、力をかけている時間などを確認します。Swing Catalystなどで表示されるデータを、スイングの映像と照らし合わせて読み取ります。
見るのは力の大きさだけではありません。「いつ、どこに、どのくらい、どれだけの時間、力をかけたか」。その順序で確かめ、取り組む内容を考えます。
地面反力の実測には、対応するフォースプレートが必要です。スマートフォンで撮影した動画だけから、実測した地面反力の数値をお渡しすることはできません。
05 / 次の練習へ
解析のゴールは、
練習の優先順位が決まること。
数値がたくさん並んでいても、次に何をすればよいかわからなければ、練習には活かせません。私は、今の悩みとデータを照らし合わせ、まず取り組むことを絞ってお伝えします。
悩みと、普段の状況を聞く
飛距離やミスの傾向、試してきた練習、練習場とコースの違いを確認します。
映像とデータで確かめる
身体の動きと、計測できたショットや足元のデータを照合し、優先して見直す部分を考えます。
取り組む練習を選ぶ
いくつもの形を同時に意識させるのではなく、課題に合った動きを引き出す練習を選びます。
練習後の変化を確認する
再撮影や、利用できる設備での再計測を通じて、動きとショットの変化を確かめ、次の課題につなげます。
上記は指導の考え方です。再解析の回数やサポート期間など、具体的な提供内容は各レッスンの案内をご確認ください。
06 / 受講方法
オンラインでも、
身体の動きから始められます。
オンラインでは、スマートフォンで撮影したスイング動画をもとに解析します。弾道や地面反力は、それぞれ対応する機器での計測が必要です。
オンライン
- 案内に沿ってスイングを撮影
- 動画から身体の動きを3D解析
- 弾道データがある場合は、計測条件と共有方法を相談
撮影方向・画角などは受講時の案内に従ってください。
対面
- その場の動きと映像を確認
- 弾道計測は施設の設備に応じて実施
- 地面反力計測は対応施設で実施
対面でも、スタジオによって使える機器が異なります。
どちらでも大切にしているのは、ご自身が「なぜその練習をするのか」を理解できることです。機器の名前を覚える必要はありません。今のスイングを知り、次の一歩を決めるために、データを使っていきましょう。
